証拠として数枚の写真をスマートフォンで撮影した。手が震えてうまく撮れない。怒りではない。悲しみでもない。ただ、「虚無」だった。自分が信じていた世界は、とっくの昔に終わっていたのだ。彼は亡霊のようにその家を出た。車に戻り、ハンドルに突っ伏した。涙は出なかった。涙を流すほどの感情すら、乾ききっていた。彼は空を見上げた。青い空。しかし、今の彼には宇宙の方が、よほど居心地の良い場所に思えた。
証拠として数枚の写真をスマートフォンで撮影した。手が震えてうまく撮れない。怒りではない。悲しみでもない。ただ、「虚無」だった。自分が信じていた世界は、とっくの昔に終わっていたのだ。彼は亡霊のようにその家を出た。車に戻り、ハンドルに突っ伏した。涙は出なかった。涙を流すほどの感情すら、乾ききっていた。彼は空を見上げた。青い空。しかし、今の彼には宇宙の方が、よほど居心地の良い場所に思えた。
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